同じコードが0.79次と2.00次を同時に出した — 検証ケースが本当に測るもの
Sod衝撃波管で測った収束次数0.79はスキームの欠陥ではありません。不連続・ノルム・勾配制限子が次数をどう削るのか、同じコードで測ります。
[論文レビュー] 2つの破片は反発せず、くっついたまま飛んだ — Mach 20 球ペアの144°平衡角
Mach 20で接触した2つの球は反発せず一つの角度へ整列し、ペア全体で揚力を生む。その角度をNewton近似で直接求めました。
格子を半分にしたら発散が二倍速く来た — 6方程式 two-fluid モデルの複素固有値
単一圧力の6方程式 two-fluid モデルは相間すべりがあると固有値が複素になる。界面圧力項の係数が1を超えた瞬間に実軸へ戻る。
[論文レビュー] 移流と圧力を完全に切り離す — Baer–Nunziato flux の TV 分離
BN fluxを移流と圧力に割ると音速はP-systemだけに残り、Nohのよどみ領域では3ステップで圧力が−0.12になります。
質量は厳密に保存されたのに密度が負 — 正値性保存フラックスリミター
二重希薄波では CFL 0.5でだけLFは安全です。質量の総和は合うのにセル密度は−0.003です。面ごとのθでつなぎます。
出口は開いているのに波が戻ってくる — NSCBCとσが決める反射
σ=0では反射0%のまま圧力オフセット+0.30が残り、σ=0.25では反射1.9%でオフセットは0.0007まで下がります。
[論文レビュー] 液滴は音波をほとんど跳ね返す — 音響インピーダンスとsharp界面二相ソルバ
空気-水の反射エネルギーは99.889%です。気泡1%だけでもWoodの音速は1500から120.5 m/sへ落ちます。
マッハ数がゼロへ向かっても時間刻みはそのまま — IMEX TVD スキーム再現記
ε=10^{-4}でも時間刻みは対流CFLのままになり、2次の重みが√2−1を超えるとオーバーシュートが再び戻ります。
にじんだ界面を毎ステップ元に戻す — 反拡散シャープニング(IST)を実装する
200ステップ後、数値拡散でヘリウム気泡の縁が6セルから20セルへ膨らむ。IST後処理はε/aだけでその厚さを定数に戻す。
超音速流れは上流を知らない — Euler方程式の特性曲線と音波
空気で流速220 m/sのとき特性速度は-118、220、558 m/sに分かれ、マッハが1を超えると左向き音波は上流へ届かない。
音波と物質を別々に流す — 音響・対流分離(Lagrange–Projection)
低マッハのM=0.02でも音響帯の幅は2cのままです。対流だけ別の時間ステップで進め、運動量の誤差は2.2e-16です。
[論文レビュー] ヤコビアンを手で微分するのに疲れたら — 演算子オーバーロード自動微分(ADOO)
Fraysse(2019)のADOOは流束コードをそのままに型だけ替え、機械精度のヤコビアンを手計算なしで取り出す手法です。
陽解法が破綻するとき、行列を解かずに陰解法を解く — LU-SGS
陽解法をCFL 0.3まで下げても定常まで何日もかかる。後退EulerとLU-SGS二回掃き出しなら、CFL 5のBurgers衝撃を49ステップで通過する。
面ごとに行列を掛けずに衝撃波を捉える — AUSM フラックス分離
Shu–Osher の左側状態 ρ=3.857143、p=10.33333 は γ=1.4 のマッハ 3 衝撃のランキン・ユゴニオ値です。
[論文レビュー] tanhで衝撃波をサブセル単位に — TENO-THINC再構成を実装する
β=1.8 の tanh は五周後もピーク 1.00・幅 30 セルを守り、minmod は 0.84・23 セルまで落ちる。
存在しない流体で界面を埋める — Ghost Fluid Method
水と空気のように物性が大きく違う界面で、圧力はコピーし密度だけを等エントロピー外挿して単一物質ソルバを二度走らせる方法。
任意方向のオイラー固有構造 — 三つの波、二重の重複、一つの特異点
n_xが0.01なら、R-1の左固有ベクトルは分母100で割れます。30°の面はR-1、yに寝た面はR-2です。整列面は別です。
流出境界に音波を跳ね返させない方法 — Navier–Stokes 特性境界条件 (NSCBC)
6時間走った圧縮性LESでは平均圧が0.3 bar上がった。入射する特性波にσ≈0.25を掛け、出口の反射だけを抑える。
[論文レビュー] 一つの方式で全ての波を扱えない — Chamarthi (2025)
波ごとに異なる再構成を — 多成分圧縮性流れにおけるTHINC・MP5・中心差分のハイブリッド